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琵琶湖およびに河川の魚類等の生息状況調査結果報告書(平成6年〜7年度)


はじめに
 
 琵琶湖やこれに注ぐ県下の河川は、そこに生息する魚介類の種類が多く、また固有種が多いことから淡水魚の宝庫といわれ、琵琶湖の魚介類は古くから漁業資源といして地域の食生活に寄与し、滋賀県の伝統の味として親しまれてきました。また川や琵琶湖、生物とふれあう生活の中で豊な心が育まれてきました。
 時代の流れとともに日常の生活は非常に便利になりましたが、琵琶湖や河川の環境や生態系も大きく変化したようです。どこにでも見られた魚たちが今はなかなか見つからない。それもここ10年か20年の間の出来事ではないかと思われます。ただ少なくなったと思われていた魚たちが地域的にあるいは部分的にたくさん生息している例も見られます。いなくなったところ、残っているところ、どこが違うのか、開発工事による環境の変化、工場排水や生活排水の流入、外来生物の侵入など、水生生物の現在の生息状況がその影響を示すものと考えます。
 滋賀県水産試験場では平成6年から7年にかけて、琵琶湖や県下の河川の水生生物の生息状況調査を実施しました。その結果をできるだけ早く報告することをめざし、現況の把握を中心にとりまとめました。したがってデータを詳しく検討し考察しなければならないような内容については、後日「滋賀県水産試験場研究報告」に掲載することとしました。
 なお、エリ漁獲物の標本採集や珍しい魚が捕れたとの情報など、ご協力いただいた漁業者の皆様に厚くお礼申し上げます。
 本調査報告書が滋賀県の水産業や豊な自然を守り育てるための基礎資料として寄与することを大いに期待して発刊のことばといたします。
 
平成8年3月
滋賀県水産試験場
場長 平塚忠征