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「釣り人実態調査」
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「釣り人実態調査 その1」


 かなり古い記録とはいえ、非常に面白いので、以下、熟読ください。


昭和48年(1973年)7月27日(金曜日)毎日新聞(東京版)夕刊
全文引用
***以下引用***

「日本の釣人たち 興味深い初の実態調査 自然・孤独を楽しむ1500万人」

 釣り人口1500万人―。これまで全く推定に過ぎなかったこの数字を裏づける、初めての本格的な調査がまとまった。財団法人日本釣振興会(園田直会長)が、社会行動研究所に依頼、同所が札幌、仙台、新潟、金沢、広島、福岡市、首都圏、名古屋市、大阪市と周辺11市、新潟県郡部、福岡県郡部から、2500人の男子を選んで訪問しまとめたもので、釣人たちの実態が明らかにされており、近く出版される。

・釣り人口
 調査では(1)現在、趣味、遊びとしてやっている(2)これまでに釣りをしたことがある―に分けて調べ、一応(1)を釣り人口とした。地域差などはあるが平均29%が「いま釣りをやっている」釣り人口という結果が出た。
 この調査は15歳から59歳までの男子を対象にしたもので、14歳までと60歳以上、それに女性が除外されているので、全体の釣り人口を試算するについて、これら調査対象外にウエート値をつけた。つまり零歳から4歳まではゼロ、5歳から9歳は15−19歳の二分の一。10歳から14歳は、15−19歳と同じ割合。60歳以上は50−59歳の二分の一とした。これを45年国勢調査の全国男子人口3697万6559人にあてはめて計算すると、推定釣り人口は1194万6009人になる。誤差をみてもほぼ上限1500万人、下限900万人。女性釣人の割合を別の調査結果から4.1%と仮定して加えると、我が国の釣り人口は1500万人前後という計算になる。

・釣りの種類と対象魚
 海と内水は約半々で差はない。一番多く利用している釣場は「河川」で56%。ついで「イソ(大物)」47%、「内湾の投げ」「湖沼」がそれぞれ30%の順。
 地域的にみると首都圏、大阪圏では「釣堀」の利用者が多く(首都圏9%、大阪圏11%)釣りの簡便が好まれるようだ。また首都圏と名古屋では「渓流」が26%、35%と高く、脱都会の傾向がみえる。仙台では「湖沼」43%と内水指向がみえ、新潟市は「イソ(大物)22%、同(中小物)63%、ルアー22%」と異色。
 年齢別では若い人は「河川」「湖沼」「釣堀」、中高年層は「海の船」にウエートがかかっている。これは所得による差とも言える。
 「これからやりたい釣り」をみると、海が85%で、ことに若者たちにイソの大物、トローリングなどの人気が急上昇している。逆に内水の釣りへの期待が下降しているのは、公害などによる汚染で魅力を失ったものとみられる。
 対象魚は、海ではキス38%、カレイ35%、ハゼ33%が代表格。次いでクロダイ(チヌ)23%、アジ、サバ20%、スズキ17%、タイ14%。内水ではヘラブナ33%、マブナ31%、コイ27%が代表。アユ、ウグイが20%、ヤマメ14%、ニジマス12%。

・釣りの楽しさ
 「釣り上げた手ごたえ」80%、「良い環境にひたれる」70%、「静かな時間にひたれる」58%がベスト3。次に、ぐっと下がって「孤独の心境の楽しみ」26%。「スポーツ」「釣果」「人間関係」などはいずれも20%以下だが、若者は「スポーツ」にも、かなりのウエートをおいている。
 一方、海では「釣果」「新鮮なおいしさ」「スポーツ」などに目が向き、内水では「静寂」にやや傾く。また出漁日数の少ない人ほど「釣果」にこだわらず「静寂」を求めている。

***以上引用***




「釣り人実態調査 その2」


 かなり古い記録とはいえ、非常に面白いので、以下、熟読ください。


昭和48年(1973年)8月11日(土曜日)毎日新聞(東京版)夕刊
全文引用
***以下引用***

「ご存知?釣りのライセンス」

 釣場、釣魚の激減しているなかで、心豊な釣りを楽しむには、欧米なみのライセンス制が必要―。釣界に、こう提言が出されてから久しい。しかし、一般の釣人は、これをどう受け止めているのだろうか。さきごろ財団法人、日本釣振興会(園田直会長)が発表した釣人口動態で、次のような興味ある結果が出ている。
 この調査は、全国11都道府県の15歳から59歳までの男子2500人を選んでアンケートしたもの。このうち、ライセンス制を「知っている」と答えたのが9%、「聞いたことがある」20%、およそ三分の一の人が、すでに、なんらかの形で「承知」していた。
 地域別では新潟県の郡部でよく知られ「聞いたことがある」もふくめると45%と高く、仙台市では、ほとんど知られていなかった。高年層や管理職といわれる層によく知られ、若い人や農林漁業の人たちに少なかった。
 ライセンス制を簡単に説明したうえで、賛否を求めたところ「賛成」30%、「反対」21%となり「どちらともいえない」が43%もあった。したがって、ライセンス制に対する判断はつきかねている―というのが実情のようだ。しかし、高年層や出漁回数の多い人たちほど、賛成率が高くなっているのは見逃せない。
 この制度を実施した場合の納入金額の希望は500円以下が31%、千円以下が28%、二千円以下11%―全体の四分の三までが二千円以下を望んでいる。

***以上引用***


 この後、昭和52年(1977年)5月27日(金曜日)の毎日新聞(東京版)の第5面(社説の横)を全て使った記事が掲載されます。見出しは、「釣りも「免許制」にしたら」です。記事は、こんな書き出しから始まります。「釣人よ、おごるなかれ・・・といったら仲間からおしかりをうけるだろうか〜」


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