×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

「コカナダモについて」
目次へ戻る
外来魚問題他の資料集の目次に戻る


「コカナダモについて」


 コカナダモについて、以前にも紹介した以下の書籍に記述がありました。

 自然復元特集5「淡水生物の保全生態学―復元生態学に向けて」 森誠一編
 1999年11月30日 第1版1刷発行 信山社サイテック
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797225173/ref=sr_aps_b_/250-2984466-4660258


***以下引用***
5.1 湖沼における水草の現状と保全 浜端悦治 P.171-183
(前略)
1.沈水植物の分布現況 P.171-
1)地理的分布
(前略)
〜この種(コカナダモ)が日本で最初に確認されたのは琵琶湖で、1961年11月に琵琶湖北部の海津の湖岸で採集されている(生嶋・蒲谷,1965)。その後、琵琶湖以外にも分布を拡大し、現在は近畿圏を中心に、秋田県以南に分布している(津野,1989,1994)。〜
(中略)
〜アユ苗の出荷などに伴いコカナダモが分布を拡大したと考えられている(生嶋,1980)。しかし、コカナダモの分布には中国地方西部や九州に空白地帯があり、アユ苗の出荷だけではその理由の説明がつかないという(津野,1988,1989)。〜
(後略)
***以上引用***


 その他に、以下のような記述があります。

・日本のコカナダモは、確認されているものは全て雄株で、雌株は確認されていない。
・琵琶湖北部の湖東などでは外来の藻は少なく、波浪に対する耐性のある在来の藻が見られる。強い季節風の影響と考えられる。
・木崎湖や中綱湖などでは、確認から数年でコカナダモの群落が消滅、あるいは減少している。小規模な水域では、長期にわたって繁殖できないようである。その理由は、よくわかっていない。琵琶湖では確認から40年を経過してなお繁殖している。群落ごとに見ると、消滅したり、また繁殖したりしている。琵琶湖の広さと環境の多様さが、外来の藻が絶滅せず、長期にわたって繁殖できる理由かもしれない。


 琵琶湖における外来の藻の繁殖については、琵琶湖の環境改変や汚染によって在来の藻が住みにくくなり、外来の藻が住みやすくなったからだと考える人もいます。それとは別に、ここで紹介したように考える人もいて、なかなか一筋縄ではいきません。


外来魚問題他の資料集の目次に戻る
目次へ戻る